Cookieって何?サイトを開くたびに出てくる「同意画面」の正体をやさしく解説

スマホやパソコンでWebサイトを開くと、最近やたらと目にするようになった「Cookie(クッキー)に同意しますか?」という画面。

「なんとなく同意を押しているけど、これって何?」
「押さないとどうなるの?」
「そもそもCookieってお菓子じゃないの?」

そんな素朴な疑問を持ちながら、とりあえずボタンを押してやり過ごしている方も多いのではないでしょうか。

今回は、そのCookieの正体と、なぜ同意を求められるのかを、難しい専門用語を使わずにやさしく解説します。

Cookie(クッキー)は、ブラウザに残る「小さなメモ帳」

Cookieとは、Webサイトがあなたのスマホやパソコンのブラウザ(ChromeやSafariなどのアプリ)に保存する、小さなデータのかたまりです。

「メモ帳」に例えると分かりやすいかもしれません。
サイトがあなたのブラウザに「このユーザーは〇〇に興味があった」「前回はここまで見た」というメモを書き残しておく仕組みです。

次にそのサイトを開いたとき、サイトはそのメモを読み取って「あ、この人だ」と認識します。

Cookieのおかげで、こんな便利なことができています

「それって何の役に立つの?」と思う方のために、身近な例を見てみましょう。

例1:ネットショップのカートが保存される
商品をカートに入れたまま別のページを見に行っても、戻ってきたらまだ商品が残っている。
これはCookieがカートの中身を記憶しているからです。

例2:ログイン状態が続く
一度ログインしたサービスに、翌日もパスワードを入力せずに入れる場合があります。
これもCookieがログイン状態を保存しているためです(※サービスの仕組みによって異なる場合があります)。

例3:サイトの設定が保存される
「ダークモード」や「日本語表示」などの設定が、次に開いたときも引き継がれるのもCookieの仕組みの一つです。

このように、Cookieはネットを便利に使うための、縁の下の力持ち的な存在です。

じゃあ、なぜ「同意しますか?」と聞いてくるの?

便利なCookieですが、近年はその使われ方が問題視されるようになりました。

どういうことかというと、CookieにはWebサイトをまたいでユーザーの行動を追跡し、「この人は最近スニーカーを調べていた」「旅行に興味がありそう」といった情報を広告会社などに送信できる仕組みがあります。

これ自体は違法ではありませんが、「自分のデータが知らないうちに広告会社に送られている」というのは、なんとなく気持ち悪いですよね。

そこで日本でも、電気通信事業法(外部送信規律)の改正により、特定のサービスを提供する企業に対して「ユーザーのデータを外部に送信するときは、事前にちゃんと知らせなさい」というルールが2023年6月から適用されるようになりました。

この「ちゃんと知らせる」ための手段の一つが、あの同意画面(Cookieバナー)というわけです。

「同意する」を押すと何が起きるの?押さないとどうなる?

「同意する」を押した場合
サイト側がCookieを使ってデータを収集することを、あなたが許可したことになります。カートの保存やログイン維持など、便利な機能がそのまま使えます。

「拒否する」「設定する」を押した場合
広告のための追跡や、アクセス分析のためのデータ収集を断ることができます。

ここで多くの方が心配するのが「拒否したらカートやログインが使えなくなるのでは?」という点です。
しかし、カートの保存やログイン状態の維持に必要なCookieは「必須Cookie」と呼ばれ、拒否を選んでもそのまま動き続けるのが一般的です。
拒否できるのは主に「広告用」や「アクセス解析用」のCookieであるため、安心して拒否を選んで大丈夫です。

バツボタンで閉じた場合
サイトによって動作が異なりますが、同意も拒否もしていない「未選択」の状態になることが多いです。

どれを選んでも、あなたのパソコンが壊れたり、ウイルスに感染したりすることはありませんので、安心してください。

まとめ:Cookieは「怪しいもの」じゃない。でも仕組みは知っておこう

Cookieは、ネットを便利に使うための普通の技術です。「怪しいもの」「押してはいけないもの」ではありません。

ただ、その仕組みを使ってデータが外部に送信されることがあるため、日本でも法規制が進み、特定のサービスを提供する企業を中心に、データの外部送信に関する説明や公表の義務が課されるようになりました。
それがあの同意画面の正体です。

「なんとなく押していた画面」の意味が分かると、少しだけインターネットの仕組みが身近に感じられるのではないでしょうか。

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